パソコンを使って、生徒やほかの学校とコミュニケーションを取るには、それなりの準備が必要だ。
まずインターネットを使った、コミュニケーションをおこなう場合の環境作りについて説明しよう。
主な作業はつぎのとおりとなる。
1.インターネットへ接続できるプロバイダと、パソコンを使ってオンライン契約をおこなう。
2.インターネットを閲覧するブラウザソフトをセットアップする。
3.E−Mailを送受信できるよう、メールソフトをセットアップする。
大まかにいえば上のようになる。プロバイダと契約するには、利用料金の決済方法を指定しなくてはいけないが、現状ではクレジットカードでの決済が一番かんたんで、多く利用されている。
プロバイダはいろいろあるが、初心者の場合Microsoftが提供しているMSNと契約するのがいいようだ。MSNと契約すれば、Windows95のパソコンに組み込まれている「インターネット」というアイコンをクリックして起動するINTERNET Explorerを簡単に利用できたり、また、メールソフトである「受信トレイ」というアイコンをクリックして起動するExchangeをほとんど設定なしで利用できるからだ。
Windows95もINTERNET ExplorerもExchangeもMSNも、すべてMicrosoftからの提供なので、同じ会社の製品やサービスを受ければ、メリットも大きいということになるわけだ。ただし、こんな寡占状態が肌に合わない場合は、ちょっと苦労はするがいくつかのメーカーの製品やサービスを組み合わせて利用するといいだろう。先生の立場上、そんなことも必要なのかもしれない。がしかし、寡占状態に憤慨し抵抗するための時間を割くより、子どもたちとのコミュニケーションをどううまくやっていけるかに努力すべきことは、言わずもがなであろう。
MSNを利用するには、Microsoftと、オンラインで契約する必要がある。ちょっとめんどうな作業だが、最初の1回だけわずらわしい作業をクリアすれば、あとはほぼ半永久的にインターネットを利用したり、E−Mailの受発信が可能になるのだから、ここはひとつ頑張って、オンライン契約をしかないだろう。
このMicrosoftと契約をおこなうと「The Microsoft Network」のサービスも受けられるので、一粒で三度おいしいというありがたいサービスになっている。
「The Microsoft Network」とオンライン契約するには、Windows95のディスクトップ上の「msn The Microsoft Network」と表示されているアイコンをダブルクリックすることにより、進めることができる。
「The Microsoft Network」にアクセスしたら、画面右下のOKをクリックし、表示されてくる質問などに答えながら、作業を進める。もちろんこの作業を進めるには、モデムと電話回線がパソコンに接続されていなくてはいけない。また、クレジットカードも手元に準備しておく必要がある。
作業時間は、約30分ほどだ。
なお、MSN以外にインターネットとE−Mailの十分な環境を提供してくれるプロバイダにアメリカ・オンラインという組織がある。これは会員数800万人を誇る世界最大のインターネット・オンライン・サービスをおこなっているところだ。
このアメリカ・オンラインを利用するには、入会手続からインターネットやE−Mailを利用できるソフトが組み込まれているCD−ROMが付録としてついているパソコン関係の雑誌を購入するといい。付録のCD−ROMをパソコンに挿入し、AOLというアイコンをダブルクリックし、あとは画面の指示にしたがっていけば、実に簡単に契約をすることができる。
筆者の経験では、このアメリカ・オンラインが一番手続きが簡単であった。契約後はほとんどというか、まったく設定をすることなくインターネットのホームページを見たり、E−Mailを送受信したりと、あまりの簡単さに驚いたのは事実である。ただ、このアメリカ・オンラインで利用しているソフトはアメリカ・オンラインの専用ソフトであるため、インターネットやE−Mailを利用する分にはまったく問題はないが、ソフトの汎用性を考えると特殊なものになるので、学校の先生として利用するのはどうかなという危惧はある。
コミュニケーションを優先するか、社会での汎用ソフトを優先するか、ご自分で判断願いたい。