プロバイダと契約し、ブラウザのソフトをセットアップしたら、あとはインターネットのホームページを存分に楽しんだり、E−Mailでコミュニケーションしたりと、これからの展開は先生の力量次第だ。
何も先生方にプレッシャーをかけているのではない。環境が整えば、あとは生徒と、どうインターネットを利用していったらいいか話し合えばいい。先生が想像している以上に、子どもたちはいろんな発想を持っている。先生から提案することなく、あっというまにいろいろなアイデアが子どもたちから飛び出てくるだろう。
子どもたちとインターネットを楽しむ前に、最低限でしかもインターネットを利用するには十分な操作方法を解説しておこう。
●インターネット エクスプローラの操作法
インターネットを楽しむといっても、インターネット エクスプローラの操作方法を知らないと、手も足もでない。
インターネットエクスプローラには、次のようなメーニューの操作項目やツールバーのアイコンが用意されている。
▼「お気に入りのページ」
気に入ったホームページを登録するためのメニュー。
▼プリンタのアイコン
ここをクリックすると、表示されているホームページの画像を印刷できる。
▼左向き(戻る)と右向き(進む)の矢印のアイコン
表示されたページを前後にページ移動できる。
▼アドレスバー
現在アクセス中のホームページのアドレスが表示される。これを消し、行きたいホームページのアドレスを半角英数字で入力しリターンキーを押すと、指定のページに移動できる。
▼ステータスバー
現在の作業状態を表示する。「アクセス中」「データを読み込み中」などと表示される。
▼中止
作業中の行為を終始させる。
▼ホーム
スタートページに移動する
▼検索
ホームページの検索をおこなうことができる。
▼タスクバーへのボタン化ボタン
クリックすると、タスクバーへボタン化することができる。ボタンをクリックすると、ふたたび画面が表示される。
▼画面拡大/縮小ボタン
クリックすると、画面が拡大されたり縮小されたりする。ほかのソフトと併用する場合に利用すると、便利な機能だ。
▼プログラム終了ボタン
インターネット エクスプローラを終了する場合にクリックする。
▼タイトルバー
現在アクセスしているホームページのタイトルなどが表示される。
▼メニューバー
プルダウンメニューを表示するコマンド群が用意されている。
▼メニューバーのヘルプ
インターネット エクスプローラの使いかたが分からなかったときに、クリック仕手操作方法を確認していくといい。
▼ツールバー
メニューバーでの操作を、より簡単にアイコンで実行できるツール群が用意されている。
▼更新
画面の表示が止まってなかなか進まないときなどにクリックすると、画面が更新され、鮮明な画像を表示することができる。
▼フォント
表示されている文字の大きさや種類を指定することができる。基本的には触らないで利用してOK。
▼メールのアイコン
メールの送受信をおこないたいときに、クリックして利用する。
▼MS-IME97ツールバー
日本語入力ソフトの操作ができる。
▼スタートボタン
インターネット エクスプローラが起動中でも、ここからほかのソフトを起動して作業をおこなうことができる。
以上が、インターネット エクスプローラの画面構成だ。
これらをすべて理解しなくても、インターネットを楽しむことはできる。車の運転だって、先進とバックのギヤーチェンジに、アクセルとブレーキそしてハンドルさばきを思えればなんとか運転することができる。カーステレオやエヤコン、カーナビゲータなどのデコレーション機能を学習していなくても、運転はできるのだ。インターネット ナビゲータもまったく同じだ。最小限の機能だけ知っていれば、さほど苦もなくインターネットを楽しむことができる。
では、その最小限の機能をあげておこう。
1.アドレスバー
ここに行きたいホームページのアドレスをいれリターンキーを押すと、即座に移動することができる。
2.プログラム終了ボタン
インターネットとの接続を終了したいときに、クリックする。
3.「お気に入りのページ」
気に入ったホームページがあったらクリックして登録する。
以上の3つの操作だけを覚えれば、好きなホームページにいくらでも移動することができるし、気に入ればそのアドレスを保存できる。終了したければ、プログラム終了ボタンをクリックすればいいわけで、これだけで十分インターネットを楽しむことができるのだ。
ワープロソフトだって、文字だけを書いているのであれば、実に簡単なソフトだが、表組みを作ったり図やイラストを書いたり組み込んだりすると、けっこう難しいものになる。
最初は、多くを求めず、最低限の操作でより多くの情報を得るよう努力したほうがいいだろう。
つぎの画面は、アドレスバーにホワイトハウスのアドレスを入力してリターンキーを押したあとの画面だ。混んでいなければ、約2分ほどでアクセスし、つぎのような画面を表示する。
ちなみに、ホワイトハウスのアドレスはつぎのとおりだ。
http://www.whitehouse.gov
アクセスした画面のしたのほうに、子どもたち向けのページへの入り口が用意されている。「White House for Kids」がそれだ。
そこをクリックすると、「White House for Kids」という画面が表示される。
新聞などでご存じのように、ホワイトハウスのホームページでは、全世界の子どもたちからのメールを受け付けている。そこへクラスのみんなで手書きを書き、送ってみるのも大いなる勉強になるだろう。もちろんなにかクリントン大統領に質問して失礼のない、しかも返事がもらえるようなテーマであればいいのだが。
すべてのメールに対して返事がくるとは思えないが、やるだけのことはやってみるのもいいのではないだろうか。
画面の右下には「Write the President」という項目がある。
「Write the President」をクリックすると、「Write to the White House」という画面が表示される。ここでは、メールの送信先を「The President」に指定してクリックする。
すると、「Write to the President」の画面が表示される。
ここで生徒自身の名前や年齢、学年、学校名などを入力していき、最後にクリントン大統領へのメッセージを書き込む流れになっている。
さほど、難しい手続きもなくアメリカ大統領へメールを送ることができるのだから、生徒とよく話し合ってチャレンジしてみる価値はあるのではないだろうか。
なにも、インターネットで子どもたちから声を受け付けているのはアメリカだけではない。日本の橋本首相も同様に国民全体や子どもたちからの声を求めている。
橋本首相がいる官邸のアドレスはつぎのとおりだ。
http://www.kantei.go.jp/
アドレスバーにこのアドレスを書き込みリターンキーを押すと、つぎのように首相官邸のホームページが表示される。
表示された画面の下にある「ご意見・ご要望」というブルーに表示されている文字列をクリックすると、自分たちの意見を書き込めるページが表示される。
このように、各国の政府は広範囲にわたって意見を求めている。このようなインターナショナルな環境を少しでも子どもたちに提供できれば、先生冥利につきるのではないだろうか。
インターネットは、このような政治だけの世界を形成しているわけではない。世界中の大学の図書館とも接続が可能になっている。
たとえば、ツールバーの地球のアイコンをしている「検索」をクリックし、検索文字を入力する窓に「図書館」と入力してみよう。
「図書館」というキーワードで、YAHOO! JAPANで検索したら242件の該当データを検出した。この件数は日が経つにつれ増えるだろうし、ほかのサーチエンジンで検索すれば、もっと多くの図書館のデータを検出するかもしれない。
このようにインターネットには、サーチエンジンといってホームページを検索するためのページがいくつか用意されている。気に入ったところを「お気に入り」に登録して利用していくといいだろう。
また、このような学術的ではなく、ポルノ情報も氾濫しているのも事実だ。日本のHなページはだいぶ自主規制がされているおかげで、画像処理がゆきとどいているようだが、海外のものはなかなかそうはいかないようだ。もちろん、古くからおこなっている日本のHページはルールにしたがって情報提供している場合が多いが、新参者のホームページは、規制すら理解できないで自由奔放に情報のたれ流しをしてしまうところがある。
とにかくインターネットでは、情報はほとんど規制なく流れるということだと思って、接触する必要があるだろう。あれもだめ、これもだめという発想でなく、ここがこんなに凄い、こっちではこんなことをしている! というようなページを見つけ、子どもたちと世界中を旅してみたいものだ。