パソコンを自宅におくためのハード&ソフト環境


 パソコンを学校で利用するといっても、学校ではおそらく数台しか設備がないことだろう。そんな数少ないパソコンを順番待ちをして利用していては、時間を生むための作業が、逆に待ち時間のために時間の浪費を生むことになる。
 ビジネスマンだって、安月給でパソコンを買って頑張っているんだから、先生もここはひとつ奮発してパソコンを買うしかないだろう。
 さて、どのようなパソコンを先生は購入すればいいかが、つぎの問題になる。
 いまパソコンとして注目されているのは、Windows95が動くPC98系とDOS/V系のパソコンだ。PC98には、キャンビーといった機種があり、DOS/V系にはIBMのアプティバやコンパックのプレサリオといった機種がある。また、Windows95とは違ったOSが動くパソコンに、Macintoshがある。
 このWindows95マシンとMacintoshは、現在パソコンの世界で二大勢力をわけあっている。といっても、Windows95のほうがはるかに市場を制圧しているのはいうまでもない。ただ、Macintoshが少ない市場占有率でも発売以来、ずーと多くのユーザーから信頼を得ているのも事実だ。みなさんがお読みのこの本も、実はMacintoshで編集して作成したものだ。そうなのです。Macintoshは、出版やデザインなどの世界では不動の位置を確立しているのです。わたし自身、Windows95のユーザーであり、またMacintoshのユーザーであるのです。
 その使い分けは、ビジネスや原稿書きにWindows95、出版用の編集などのビジュアルなメディアへの対応にMacintosh、というような具合に使い分けている。
 この二大勢力のパソコンを使い、どちらのパソコンが学校の先生にいいか考えると、Windows95を推薦するのが一番だと思うのである。その理由はつぎのとおりだ。

・世界のパソコン市場のほとんどをWindows系のパソコンがおさえている。
・Windows系のパソコンの操作を覚えれば、どこにいってもWindows系のパソコンがあるので、すぐに設置されているパソコンに対応することができる。
・Windows系の解説本が多いので、分からないことがあっても本を購入することで未知な作業に対応することができる。
・パソコンや周辺機器にトラブルがあっても、Windows対応の機種が多いため、修繕などの対処がすばやくおこなうことができる。
・生徒たちにもパソコン市場を制覇しているWindowsについて語ることができ、ほとんどWindowsで占められている社会へ旅立たせることができる。

 なにもわたしはMacintoshを否定しているわけではない。さきほどお話したように、わたし自身Macintoshのユーザーであり、Macintoshを使って仕事をしている者である。しかし、わたしは出版人であるから、Macintoshを使っているわけで、ビジネスをするときにはWindows95を利用している。出版の人やデザインの人は、日本人の人口の中で極めて比率は少ない。その少ない人口の人たちが使っているパソコンを推薦するのは、やはり無理があると考える。あえていえば、美術の先生とか家庭科の先生にはMacintoshがいいと推薦はできる。
 ただし、Windowsを推薦しているのはかなり狭い私見であって、もっと多くの可能性がMacintoshに秘められていろことは言うまでもない。多くの学校でもMacintoshが実際に使用され、素晴らしい教育成果をだしていることは聞き及んでいる。しかし、社会に出てからは、学校で学んだことが直接役立つWindowsマシンを選択することが、子どもたちのためではないかと、本書ではWindowsをベースに解説することにした。
 また、本書ではMacintoshについて、ページを割くことは予定されていない。機会を別にして、解説させていただきたい。


2001.10.14/(C)Yuji Honya
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