データのセキュリティー対策



 パソコンを購入し、学校に授業にといろいろ利用していこうというわけだが、パソコンを実際に学校で使う前に注意しておいてほしいこと書いておこう。
 パソコンというものは、カギのない机の引出のようなものだ。誰だって電源を入れれば、すぐに起動させ、データが保存されているハードディスクの中を見ることができる。ちょっと、パソコンのことを知っていれば、子どもたちだって、パソコンの中を見ることが可能だ。悪気がなく、あそび心で動かしたときに、ふと重要なデータを見てしまうことだってあるわけだ。
 また、学校の事情によっては、教師一人一人にパソコンが準備されているわけでなく、数人で1台のパソコンを共有することだってあるだろう。そんな場合には、できるだけハードディスクの中には、学校行事などの共有情報だけを保存し、生徒の個人情報やテスト問題に関るようなものは保存しないほうがいい。また、個人でパソコンを所有して使用していても、セキュリーのために、学校内においているパソコンのハードディスクには、重要なデータを保存しないようにすることが大切だ。シークレットなデータは、すべてフロッピーディスクやMOなどに納めて持ち歩くことをお薦めする。また、重要なファイルは、自宅にもバックアップ用のフロッピーを保存しておくことも必要だろう。もちろん学校内に、フロッピーディスクを安全に保存できる場所があれば、そこにバックアップしたフロッピーをしまっておくのもいい。
 とにかく、子どもたちのプライバシーに関るような重要なデータやテスト問題などのデータの取り扱いには、十分すぎるぐらい気を使う必要がある。
 職員室でパソコンから離れるときにも、画面にデータを表示したままではなく、電源を切るか無意味な画像に切り替えてから、席を立つようにすることだ。
 また、パソコン通信やインターネットのメールなどで扱うデータや文章も注意が必要だ。これらの電話回線を利用したメールやデータは、100%第三者に見られる状況にあるからだ。もちろん見ようとしなければ見れるものじゃないが、封書の郵便とは違って、パソコン通信やインターネットで扱われている文章は、なんら法律の保護にはないので、見られたところで、見られ損としかならない。見られてどうってことがなければいいが、テスト問題や子どもたちのプライバシーに関るデータを送受信していたのであれば、先生として責任のとりようもないだろう。
 とにかく、パソコン通信やインターネットでは、誰に見られてもいいようなものだけを、送受信するように心掛けるべきだ。また、ファックスも同様に注意が必要だ。電話番号をひとつ間違えただけで、とんでもないところにファックスされるし、受信しているところに送信相手以外の第三者がいて、偶然にファックス内容を見ることだってあり得るのだ。ファックスについても十分注意してほしい。


2001.10.21/(C)Yuji Honya
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