CD-ROMの作成法のインデックス

 はじめに

 高額だった自費出版は、パソコンが家庭内に入りはじめたおかげで、少ない予算で誰もが楽しむことができるようになった。
 しかも、CD−ROMというメディアの普及により、出版の形態は本からCD−ROMへと変貌を遂げてきている。
 パソコンで編集しCD−ROMに自分史を書き込むことにより、メディアとしての表現力は飛躍的の伸びてきている。
 そこには、文字情報だけが詰め込まれているのではなく、家族の写真や友人や知人あるいは子どもたちの音声をはじめ、新聞のスクラップ、雑誌記事、絵葉書など、あらゆる自分の身の回りの歴史を詰め込むことができる。

 この「デジタル自分史」の作り方を解説したのが本書だ。
 本書にはつぎの内容を主に解説した。

・ワープロ原稿を出版用原稿にする方法
・フロッピー原稿の入稿のしかた
・携帯カメラの写真をデジタル画像へ変換する方法
・デジタルカメラで画像データをパソコンに取り込む方法
・雑誌や新聞の紙のデータを画像データとしてパソコンに取り込む方法
・音声データをデジタルデータとしてパソコンに取り込む方法
・インターネットのデータをパソコンに取り込む方法
・作成した原稿や画像データをディスプレイに表示する方法の解説
・本のページをめくるように、百数十ページにおよぶ自分史のページをパソコンでクリックしながら見ることができる方法の解説
・作成した自分史のデータをCD−ROMに書き込む方法の解説

 以上の内容により、いままで専門家に頼らないとできなかった自費出版が、低額な予算でしかもひとりで作ることができるよう解説をしたつもりだ。
 本書は、「自分史」だけに限らず、なんらかの研究家のかたやコレクターのかたの蓄積した情報の集大成にも、ここでのテクニックは十分利用できるものになっている。
 収集したりあるいは長年研究してきたことを、CD−ROMにデジタルデータとして保存できるわけだ。
 本書を読むことにより、点在していた貴重なデータが、CD−ROMという形式ので文字情報とともに集積され体系づけられて保存することができるのだ。
 断っておくが、本書で解説するCD−ROMに作成したデータを見る方法として、インターネット エクスプローラを利用して見ることを前提として解説を進めている。
 このインターネット エクスプローラは、Windows95が動いているパソコンには必ずといってほど組み込まれているソフトであって、しかも無料で提供されているソフトなので、パソコン雑誌の付録としても組み込まれている場合が多いソフトだ。
 もちろんマッキントシュ用のインターネット エクスプローラも無料で提供されている。
 したがって、Windows系のパソコンやマッキントッシュで、CD−ROMドライブが付いているパソコンなら、作成したCD−ROMをだれもが見ることができるわけだ。
 特別なソフトや機器が必要になるようなCD−ROMを作ってしまうと、本のようにだれもが読めるものには決してならない。
 その点を重視し、だれもが見ることができ、楽しめることができるために、ブラウザソフトであるインターネット エクスプローラをリード&ビューソフトとして選択したわけである。
 このインターネット エクスプローラは、HTMLという言語で作成されたデータをディスプレイ上に表示するソフトである。通常、インターネットのホームページを作成するときに利用する言語である。
 HTMLとは、「HyperText Markup Lannguage」の略で、ほかのページへリンク(ジャンプ)できる特徴がある。この特徴を活かして、百十数ページにも及ぶ自分史や研究論文を、インターネットのホームページのように画面上に表示していこうという考えなのだ。
 このHTMLという言語は、編集ツールを使えば簡単に利用できるもので、特別な勉強は不用なのだ。
 たとえば、Word97や一太郎8などのソフトを利用すると、作成しておいた原稿をHTMLの形式のデータファイルに変換することができるのである。
 作成も簡単だということで、このHTMLを利用することにしたわけである。
 このようにして作成したCD−ROMを、パソコンのCD−ROMドライブに挿入し、インターネット エクスプローラを起動させ、オープニングファイルをダブルクリックすると、作成した作品を誰もが見ることができるということになるわけだ。
 本書を読んだすべてのかたが、すばらしいCD−ROMを作成されることを期待いたします。


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