●Q1 ブロードバンドっていったいなんですか
●A1 ブロードバンドとは、一般的にインターネットを利用する場合の高速通信回線のことをいう。
中でも注目されているのは、既設の電話回線である銅線(メタル線)を使用したADSLと、光ファイバー回線を使用したこれから動向が期待されている超高速のFTTH、そして最近見直されてきている地域密着型のCATVの3つ。
ちょっと前まで騒がれていたISDNは、ADSLの出現に伴い使用料的にも低価格感がなくなり、人気が落ち込み始めている。
●Q2 ADSLとFTTHとISDNとCATVとの関係はどうなっているの?
●A2 ADSLは既設のメタル回線(銅線)を使用したISDNの約10倍の速度で送信できる高速通信回線で、新たな敷設作業をすることもなく、また電話番号を変更することもなく利用でき、いま人気の高速回線だ。
ただし通信速度が、サービス提供業者(1Mbps〜8Mbps)や利用者の環境やによって左右されるという不安定な状況を抱えている。
FTTHは、光ファイバーを使った100Mbpsもの高速通信と高画質を一番期待できる回線。しかし、光ファイバーケーブルの埋設工事は完了しておらず、都心部を除けば普及率はかなり低いのが現状。今後の展開に期待されている通信回線だ。
ISDNは、NTTのデジタル回線を使い全国に安定した高速通信環境を提供しているサービス。アナログ回線に比べノイズの影響を受けにくく、64kbpsの速度でインターネットを利用することができる。ADSLに押されぎみの通信サービスだ。
CATVは、ケーブルテレビ回線を利用したインターネットサービス。サービス業者によって光ファイバー網を敷設しているところもあり、通信速度が大きく異なっている。普及率は1999年度末で20.3%(郵政省)となっており、急速にシェアを広めている。
●Q3 ブロードバンドを利用すると、どんなメリットがあるの?
●A3 ブロードバンドで提供しているサービスの最大の利点は、高速でデータの送受信ができるということに尽きる。これまで画像データをディスプレイ上に表示させるのに、いらだつほどかかっていた時間が、大容量の画像データをダウンロードしてもほぼ瞬時に表示させることができるようになったわけだ。
この高速のデータの送受信技術は、インターネット放送とかオンデマンド放送という新たな放送分野を誕生させ、これまでのインターネット上の通信速度では実現できなかった、リアルタイムでのライブコンサートの放送やスポーツ中継、新聞社のニュース速報、インターネット上に蓄積されているビデオなどを、パソコンなどのIT端末から得ることができるようになった。
そこで提供されているコンテンツは、1998年〜1999年の1年間で4倍の増加をしている。
●Q4 ブロードバンドで楽しめるコンテンツはどんなものがあるの?
●A4 ブロードバンドを利用してインターネットに接続するのなら、ホームページの閲覧や電子メールの活用だけでは、せっかくの高速環境が泣いてしまう。
前述したように高速通信回線をベースにしたインターネットでは、映像を送信する「インターネット放送」が広がりを見せはじめている。
その放送を見るには、次の2つのどちらかのストリーミングソフトが、パソコンにインストールされている必要がある。
・Windows Media Player
・Real Player
Windows Media PlayerはWindowsに標準添付されており、Real Playerは「http://www.real.com/player/」で無料でダウンロードすることができる。
以上の環境をパソコンに組み込めば、ライブ放送をはじめシネマの予告編や記者会見、舞台挨拶の映像、プロモーションフィルム、有名アーティストの新曲のダウンロード、ゲームソフトのダウンロードにリアルタイムでの対戦ゲームなど、オンラインでさまざまなコンテンツを楽しむことができる。
また、次のサイトにアクセスすれば、ブロードバンドで提供されている各種コンテンツサイトへアクセスすることができる。
▼画像サイト
AII Web lounge
http://www.aii.co.jp/home/
Mega-Channel
http://mega-channel.com/
フォーリンTVジャパン
http://www.ftv.co.jp/
avexnetTVガイド
http://avexnettv.avexnet.or.jp/
▼音楽サイト
bitmusic
http://bit.sonymusic.co.jp/
du-ub.com
http://www.du-ub.com/
Listen Japan
http://www.listen.co.jp/
BARKS
http://www.barks.co.jp/LJ/Top
▼ゲームサイト
コミュニケーションサーカス
http://inpaku.nttcom.ne.jp/
Jgame.com
http://www.jgame.com/
HANGAME JAPAN
http://www.hangame.co.jp/
BIGLOBEゲーム
http://game.cplaza.ne.jp/online.html
●Q5 ブロードバンドの今後の動きはどのようになっていくの?
●A5 インターネットとのかかわりは、今後ますます深まりはすれ、薄れることはまったくない。携帯電話やPHSもインターネットとのかかわりを深め、PADやモバイルパソコンもメモリ不足をインターネットのサーバーに頼ったりと、IT機器のほとんどがインターネットとの接触を強めている。
そんな中、低価格でしかも高速というインターネットとの接続環境を提供してくれるブロードバンド、なかでもADSLは今後のビジネス環境や家庭生活で重要な要素となっていくのは間違いない。
このブロードバンドと接続することにより、インターネット放送やオンデマンド放送に見られるように、これまでマスメディアや放送局から一方的に送られてきた情報を、これからはメディアの放送時間に左右されることがなく、好きな時間に自由に見ることができ、しかも幅広い番組の選択権を手に入れることができるようになる。
番組の受信だけでなく、個人レベルで情報の発信もおこなう人が増えてくるようになる。百科事典や辞書類は個人所有が少なくなり、かんたんに使えるオンデマンド機器が家庭に普及し、街のレンタルビデオ屋さんが消えていったりするかも知れない。
電子メールの普及のおかげで、電話やファックス、封書などの使い方が変わったように、ブロードバンドの普及はわたしたちの生活様式を確実に変えるのは、想像に苦しくない。